文学・評論 外国の著者6

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明日(あす)があるなら〈下〉
これまでシドニーシェルダンの作品はTHE NAKED FACEとARE YOU AFRAID OF THE DARK?の2作品をよみましたが、その2作品より難しい単語も少し多めで、そして何よりスラン......
明日(あす)があるなら〈上〉
これまでシドニーシェルダンの作品はTHE NAKED FACEとARE YOU AFRAID OF THE DARK?の2作品をよみましたが、その2作品より難しい単語も少し多めで、そして何よりスラン......
ゲームの達人
I wandered into a japanese bookshop. And there, alone at the top of the shelf, was the only novel i......
女医〈上〉
Honeyの存在が気になるが、ほっとできるエンディングが日本人向け。Sidney Sheldonの本は何冊か読みましたが、一番安心して読めました。テンポのよい英文で書かれており読みやすいのも特徴で......
女医〈下〉
Honeyの存在が気になるが、ほっとできるエンディングが日本人向け。Sidney Sheldonの本は何冊か読みましたが、一番安心して読めました。テンポのよい英文で書かれており読みやすいのも特徴で......
嘔吐
キルケゴールも同様の出だしで、最後に神が答えになる 無神論者のサルトルは神が答えにならない(人によるけど信仰が生きる意味になるのかどうか) ジャンリュック・ゴダールの「気狂いピエロ」の主人公は虚無的......
実存主義とは何か
高校生の頃、自主ゼミで「サルトルゼミ」を選びました。 本書、実存主義とは何かといくつかの文学作品は、それなりに理解できました。 また、批評ものも、勉強のきっかけにはなりました。 しかし、それ以外の専......
存在と無 1―現象学的存在論の試み (1) (ちくま学芸文庫 サ 11-2)
高校生の時に、自主ゼミは「サルトルゼミ」を選びました。 サルトルでも、それなりに、おぼろげながら解る本もありました。 存在と無は全く解りませんでした。それでも、格好付けで、持ち歩いたりしていました。......
ユダヤ人 (岩波新書)
本書は1954年、イスラエル建国から6年が経過した時期に出版されている。そのためか、ここにはパレスチナ問題に関する言及がない。もっぱら国内のユダヤ人問題に焦点を絞り、「反ユダヤ主義」という差別意識......
水いらず (新潮文庫)
「実存主義文学の出発点に位する」「実存哲学のいわゆる限界状況を捉えた」などと、本書の背表紙には説明がある。 が、しかしこれではさっぱりわけが分からない。 こんな小難しいことを書かれては、読む気が失せ......
存在と無 2―現象学的存在論の試み (2) (ちくま学芸文庫 サ 11-3)
さて、サルトルの主著である「存在と無」の2巻目です。内容は言わなくても解っていますので書きませんが、こういう名著を文庫で読めてしかもお手頃な価格で提供してくれることは良いことだと思います。次で完結......
存在と無 3―現象学的存在論の試み (3) (ちくま学芸文庫 サ 11-4)
さて、存在と意味も3巻目となり、これにて完結となります。今までは分厚い本で非常に高価だったものをこの様に文庫化してくれてお手軽に読むことが出来るようになりました。人文書院刊を若干、翻訳を変えています......
自我の超越 情動論粗描
人生のごく初期の《我》との出会い以来、人は延々と独り言を続けてきたが(でも聴覚障害者はどうしているんだろう?)、日常我は近づいたり遠のいたりで我を忘れる体験だって全然めずらしくない。たとえば白熱する......
サルトル/メルロ=ポンティ往復書簡―決裂の証言 (みすずライブラリー)
サルトルは哲学的で難しい話題と、現実社会に対する姿勢とが交錯し、なかなかわかりずらい。それに対して、メルロポンティは、より平易な物言いをしているように感じる。 昔は、サルトルが厳密な物言いをしようと......
マラルメ論 (ちくま学芸文庫)
ボードレールには、手厳しいサルトルだが、マラルメには肯定的である。…神なき「第二王政」後の世に、”詩”を、神代わりとして、かざした人物詩聖マラルメ。 この書の要諦は、P204ヨーロッパ橋(実際の......
真理と実存
彼の死後、見出され最近日本語訳された本だが、日本語で書いてあっても、日本語ではない。 ほとんど理解できない。 彼の初期の作品、「嘔吐」、「存在と無」を読むこなせないと、理解は苦しいと思います。 相......
植民地の問題
サルトル哲学の流行性は今や過去のものであると見なされている。けれども、サルトル哲学が生き続けるのは、我々の知性や理想と絶えず同時代的だからである。その一つが、本書に見られる平和学に根付き、当時の植民......
贈りもの
この小説では、人を愛する事がいかに尊いものであるか、を実感させられます。トミーとマリーベスの純粋でひたむきな愛。そして2人を信頼、理解し、若き未来を強く温かく支えようとするトミーの両親の穏やかな愛。......
バニッシュド (扶桑社エンターテイメント)
〜最愛の息子が誘拐されて行方がつかず、容疑者は否認し続ける中で始まった裁判。明るみに出る主人公の辛い過去、けれども事件の全容は最後の最後まで明らかにならず読むものを飽きさせません。運命に翻弄されなが......
5日間のパリ
I have never read a bad Danielle Steel book before... This book was very slow and not very intrigui......
無言の名誉〈下〉
初めてダニエルスティールの本を読みました。 自分の意思に反して、不幸にも戦争の荒波に身を投じることとなった女性が主人公。 この主人公を通して、アメリカ側から見た第二次世界大戦の捉え方が見えたような気......
無言の名〈上〉
初めてダニエルスティールの本を読みました。 自分の意思に反して、不幸にも戦争の荒波に身を投じることとなった女性が主人公。 この主人公を通して、アメリカ側から見た第二次世界大戦の捉え方が見えたような気......
輝ける日々
ダニエル・スティールが、精神障害を持つ息子との日々を綴った自叙伝です。 親子の愛の尊さに触れ、すごく感動しました! わたしの人生に勇気を与えてくれた1冊です。若年性躁鬱病のニック。幼いころから......
長い家路 下
とうとう自分を無心に愛してくれる男性に巡り会えたガブリエラ。初めて経験するひたむきな恋、そして初めて感じることができた人の肌のぬくもり。そして自分に宿った愛の結晶。幸せの絶頂にいた彼女を、非常な運命......
長い家路 上
ガブリエラは幼い頃から母親エロワから壮絶な虐待を受け続けていた。父親のジョンはエロワをなだめつつも傍観者となり、誰もガブリエラに救いの手を差し伸べてくれなかった。そしてある日ジョンはとうとう家を出て......
愛のカレイドスコープ (新潮文庫)
3姉妹とその母親の4人の女性がそれぞれ章の中心となっています。 4人4様の人生で、特に長女のヒラリーの人生は過酷極まりなく、不条理さがとてもやるせなかったです。 最後にちょっとした事実が発覚して少し......
愛の別れ (扶桑社ミステリー)
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愛の決断 (扶桑社ミステリー)
いつものDANIELLE STEELかと思ったら、この話は少し違いました。主人公の心の葛藤が共感できます。ただ、私は近頃、DANIELLE STEEL中毒になっているので、普通の読者としては少し感覚......
愛のゆくえ (扶桑社エンターテイメント)
久しぶりに読んだ、純恋愛物でした。夫への愛を貫く主人公に素直に感銘を受けました。目新しさは無く、大どんでん返しやどきどきハラハラ感も無いですが時間のあるときにもう1度読んでみようかなーと思える心温ま......
長い家路〈下〉
主人公の先の人生が気になり、一気に読んでしまいました。後半は涙が止まらず、すごく感動しました!他の人にも、是非とも読んで欲しいです。前半は、主人公の幼いガブリエラが母親から受け続ける、耐え切れぬ程の......
最後の特派員 下
とにかく、最初から最後まで涙が止まらない (T-T) シクシクダニエル・スティールの作品の中で、これほどまでに悲しく、苦しい作品はないです。彼女は何故そこまでして、自分を傷つけるかもしれない道に進ん......
赤と黒 (まんがで読破)
貴族界の立志出世が主だが、反面、恋愛についても一つのテーマとして取り上げられている。 恋焦がれる女性を手に入れるには? 主人公ジュリアンは一つの恋の真理を伝えている。 大概の男は...、 「好きだと......
赤と黒 (上) (新潮文庫)
大傑作!この小説を読むと、やれ芥川賞だ〜、やれ直木賞だ〜などと言っている今の作家の小説など読む必要がないことがよくわかる。登場人物の心理がAからBに変化するとき、その間の過程が10段階あるとすると、......
赤と黒 (下巻) (新潮文庫)
字が小さすぎて読みずらい。 途中で嫌になった。 1820年代のフランスの風景を彷彿とさせる。紀行文などはその土地の景色を私たちの前に蘇らせてくれるがこの作品はその時代の社会やその時代に生きた人々の心......
赤と黒(下) (光文社古典新訳文庫 Aス 1-2)
野崎氏の訳について、スタンダール研究会の会報で指摘された「誤訳」箇所のいくつかを、原書・英訳書・新潮文庫の和訳書・本書をつきあわせて検討してみました。一つ例をあげると、原文では「レナール氏の部屋から......
赤と黒 (上) (光文社古典新訳文庫 Aス 1-1)
『赤と黒』の冒頭、ヴェリエールの風景の描写は「退屈」「長すぎる」というが一般的な印象のようだ。しかし、私はこの冒頭の限りなく退屈で平凡な描写の中に、主人公ジュリヤンがこの後たどる運命を導く、暗い情念......
パルムの僧院 (上) (新潮文庫)
あまりにあでやか、あまりに爽快、あまりにはかなく、あまりに透明―― 「1830年の冬……」というかの有名な書き出し、一見ただの歴史小説かと思わせて、その実、 主人公ファブリス・デル・ドンゴの純粋無......
赤と黒〈上〉 (岩波文庫)
様々なテーマを扱った作品ではありますが、物語が十分な長さを持っており、かつくどいほどの心情描写によって展開されていくので、誰でも簡単に主人公ジュリアンの世界観・恋愛観にどっぷり浸ることができます。 ......
赤と黒 下  岩波文庫 赤 526-4
主公ジュリアン・ソレルの、打算的で野望に満ち満ちたダークな側面と、宗教の儀式や恋にすぐに感動してしまうといった純粋な側面という二つの顔が印象深い。自意識過剰で陰鬱な彼のキャラクターは、今の若者・青年......
パルムの僧院〈下〉 (新潮文庫)
あの志賀直哉は、本書の主人公であるファブリスについて「なんだ、ただのグレン隊じゃないか」とバッサリ切り捨てたそうだが(三島由紀夫の文章読本から引用)、確かに前半は主人公の金持ち貴族の放蕩ぶりが描かれ......
恋愛論 (新潮文庫)
これはスタンダールがミラノの貴婦人に恋していた時に苦しみながら書いた物で、芸術が好きだというだけの理由でイタリアに滞在中の彼が暇で恋愛の事しか考えてないという事と、片思い(本人によると片思いではない......
パルムの僧院〈上〉 (岩波文庫)
スタンダールの小説の構造は基本的に三角関係。この作品では、ファブリス、サンセヴェリーナ公爵夫人、クレリアがその三角形を構成する。その背景が革命であることも多くの作品に共通。しかし、『パルムの僧院』......
パルムの僧院 下 改訂  岩波文庫 赤 526-6
スタンダールの小説の構造は基本的に三角関係。この作品では、ファブリス、サンセヴェリーナ公爵夫人、クレリアがその三角形を構成する。その背景が革命であることも多くの作品に共通。しかし、『パルムの僧院』......
マンガ世界の文学 (1)
スタンダールの小説はなかなか時代背景や和訳が理解しにくかったのですが、この漫画のお陰で理解出来ました。また、この漫画で主人公のジュリアンに魅かれたら、映画の赤と黒もオススメ、逆でも良いと思います。自......
ハツカネズミと人間 (新潮文庫)
確かに名作だが、こんなに悲しい結末の話に星5つは付ける気になれません。 短編で読みやすく(慣れないと読みにくいかもしれませんが)展開はスムースで全く違和感もなく、感動的な小説です。 途中まで黒......
怒りの葡萄 (上巻) (新潮文庫)
アメリカの作家・スタインベックの最高傑作だと思います。なのでノーベル賞は本作ゆえの受賞だと僕は認識しています。世間でも同じように捉えられているとは思いますが。 スタインベックの作風として挙げられるの......
怒りの葡萄 (下巻) (新潮文庫)
主人公たちの英知を結集した粘り強い努力はことごとく水泡に帰し、弱者のつつましやかな善意は強大な市場原理の力の中で全く意味を失ったように思われ、物欲に支配された者、拝金主義者、利己主義者のみが大きな顔......
チャーリーとの旅
面白かった! ノーベル賞作家である著者スタインベックが、愛犬のフランス紳士?プードルのチャーリーと、1960年9月に、アメリカを自ら運転する改造したキャンピングカーで回る紀行文です。 ソビエトと......
スタインベック短編集 (新潮文庫)
スタインベックの書く文章は美しくて、素直に辿れば、その情景が文字の向こうに広がってゆくようです。たくさんの動物や、植物が登場します。複雑なことより、単純さを、何より自然を愛する人のようです。短編集の......
赤い小馬 (新潮文庫)
大切なモノを失うということは遅かれ早かれすべての人が経験すること。少年は大切な子馬を失います。その死をうまく受け止められない行動が胸を打ちます。その子馬の死肉を啄ばもうとする鳥を殴り殺し、殺した後も......
エデンの東 新訳版 (3) (ハヤカワepi文庫 ス 1-3) (ハヤカワepi文庫 ス 1-3)
早川書房はどうなってしまったのか。私は、早川を通じて多くの海外文学と出会ってきた。 出版社は、きれいな表紙で本を読者に売るだけでなく、読者が最後まで作品を読み通せるように努力をするべきと思う。 特に......
エデンの東 新訳版 (4) (ハヤカワepi文庫 ス 1-4) (ハヤカワepi文庫 ス 1-4)
作品は、第4部で青春小説としての色合いを強めながら大団円へと向かう。 作者は冒頭で、物語はひとつしかない。すべての小説も詩歌も、人の内部で善と悪が際限なく戦いを続けていることから生まれると説く。作品......
エデンの東 新訳版 (1) (ハヤカワepi文庫 ス 1-1) (ハヤカワepi文庫 ス 1-1)
しばしばジョン・スタインベックの最も野心的な作品と称される作品がついに新訳で登場である。 まず訳文だが、兎に角readabilityが高い、読み直したりすることなく、そのまま自然に文章を追っていける......
エデンの東 新訳版 (2) (ハヤカワepi文庫 ス 1-2) (ハヤカワepi文庫 ス 1-2)
作中で中国人リーは語る、アメリカ人は腰の落ち着かない人々の子孫です。神経過敏な人、犯罪者、口論好き、喧嘩好きの子孫です。でも、同時に勇敢で、独立心が強く、寛大な人々の子孫であります。祖先がそういう人......
キャナリー・ロウ―缶詰横町 (福武文庫)
古さは否めない。これといって盛り上がる展開でもなく、モントレーの景色の中ほのぼのとした話が続く。社会派の作家としてはとてもソフトなタッチ。Cannery Row (1945) is a local ......
アメリカとアメリカ人―文明論的エッセイ (平凡社ライブラリー)
『怒りの葡萄』のジョン・スタインベックが、 作家生活のかなり後期に記したアメリカとアメリカ人を巡る迫力満点の考察。 家(ホーム)の象徴する幻想や選挙のたびの非難合戦、 黒人を奴隷に貶め続けるための方......
エデンの東(上)
そんな先入観を持っている人にこそ読んでもらいたい一冊です。きっと文学を見る目が変わるでしょう。 スタインベックの力強く有無を言わせない文章の力は読む者に本を閉じさせません。無意味に言葉を弄ぶことが文......
エデンの東(下)
下巻は、双子のアロンとキャルの成長とその心の葛藤を中心に小説は展開していきます。舞台もサリナスの町へと移っていきます。老いたサミュエルの死を始めとして登場人物の多くが亡くなっていきます。とにかく、......
チャーリーとの旅―アメリカを求めて
50年前のアメリカで、既に有名作家である作者が、愛犬とともにアメリカ国内をキャンピングカーで一周するという物語ですが、内容的には随筆集で、大自然への賛美や人々の様子、人種差別などのことが書かれてい......
エデンの東〈1〉 (ハヤカワ文庫NV)
本品はラフカットになっており、小口の部分がきれいにそろっていないためにはなはだページをめくりにくい。製本の仕方が違っているのならば明示しておいてほしいものです。It is not often for......
対訳スタインベック 1 (1) (現代作家シリーズ 13)
スタインベックの短編がたくさん収録されている。どれもおもしろいが、対訳形式なので英語の勉強にもなる。大学受験生が頭を休めるのに読むのにも最適。...
人と超人;ピグマリオン (ベスト・オブ・ショー)
『ピグマリオン』は、東宝ミュージカルの『マイ・フェア・レディ』の訳と同じ倉橋健です。言葉は江戸っ子調で、やや古さは感じるものの、すごく上演に適したいい訳です。キャラクターによる言葉の使い分けが見事で......
傷心の家―イギリスの主題をロシア風に扱った幻想劇(ファンタジア)
Heartbreak Houseの翻訳です。あまり知られてはいませんが、ショーが『聖女ジャンヌ・ダーク』でノーベル賞を受賞する前に書いた作品。戦争に反対していたショーが、それをナンセンス・コメディの......
読書について 他二篇 (岩波文庫)
購入して読みました。 「自分自身で考え抜いたことが、ある書物に整然と書かれていて がっくりすることがあっても自分自身に根を下ろす」とか多くは 経験していませんが著者に断言してもらってスッキリしました......
知性について 他四篇 (岩波文庫)
哲学というものを手にしたのはこの本が初めてです。 なんとも毒舌でユーモアたっぷりの面白さじゃありませんか。 哲学書というとどうも縁の遠い小難しいものだと思っていましたが、本というものは読んでみない......
孤独と人生
以前『心に突き刺さるショーペンハウアーの言葉』 を読み、一言一言に感動し、もう少し深く読んでみようと 思い購入しました。 *************************************......
自殺について 他四篇 (岩波文庫)
『自殺について』との表題が、果たして一般にいかなる印象を期待させるものなのか、寡聞に して私の知る由もないところではあるが、本書はショーペンハウアー『付録および補遺:哲学 小論集Parerga un......
意志と表象としての世界〈2〉 (中公クラシックス)
ショーペンハウアーの主著であるこの「意志と表象としての世界」は、一般の人々には到底理解されないものであろう。ことさらこの第二巻において彼は私たちに哲学以外の分野、絵画、彫刻、音楽などの修練をも要求す......
意志と表象としての世界〈1〉 (中公クラシックス)
ショーペンハウアーはカント哲学の後継者と言えるので、本書を読むには特に『純粋理性批判』を読んだほうがいい。カントはヒュームの懐疑論に反駁するためにそれを書いたので、カントの重要性を理解するにはヒュ......
意志と表象としての世界〈3〉 (中公クラシックス)
「意志と表象としての世界」の正編はここで終了。文中、詳しくは続編で、のような註がところどころあるので、続編のほうも続けて出版してほしかった。個人的には、ショーペンハウアーが売れるきっかけになった余録......
随感録
この本もショーペンハウアーらしく簡素な文体で多種多様なことを述べている。さて、私の本意としては、この本の内容全てに言及したいのであるが、それは無理な話である。したがって私はショーペンハウアーが述べ......
自殺について (角川文庫―名著コレクション)
ショーペンハウエルは形而上学者でもあるが、この『自殺について』では一般の人に馴染みの薄い形而上学ではなく、自殺について、人生全体を通して論じている。ショーペンハウエルの厭世的な人生観を理解するための......
女について (1968年) (角川文庫)
現在ショペンハウアーの文庫は岩波をはじめ数点あります。 厭世哲学の一つの形としての女性論である。 女性蔑視ともいえるこの書物は彼の評価を下げた面はある。 彼の思想の原点はこの女性観であり厭世感である......
幸福について―人生論 (1958年) (新潮文庫)
幸福論としてアランやラッセルのものを読みました。 アランはモラリストというか道徳性が高い面があります。 ラッセルは数学者だけに合理的すぎる面があります。 ショーペンハウエルは実存主義、生の哲学につら......
ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ジェイムス・ジョイスのそして20世紀の傑作と名高いユリシーズ。分析していくだけで莫大な容量を必要とします。 細かな分析は評論家に任せてここは個人的な私見を書きます。 ユリシーズはハムレットから始ま......
ダブリンの人びと (ちくま文庫 (し30-1))
リズミカルに一気に読める新訳でした。とても対話文が生き生きしており、楽しんで読むことが出来ました。ジョイスファンの私にとって、とてもお薦めの一冊です。...
ユリシーズ〈4〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
16、17、18挿話を収録したユリシーズ文庫最終巻。 まず第16挿話では、スティーブン・ディーダラスと主人公ブルームが喫茶店に行き、仲が良くも悪くもない微妙な雰囲気のなか、 二人が語らったり、他の客......
ユリシーズ〈3〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ジョイスの『ユリシーズ』、文庫第3巻は、たった2挿話しか入っていない。それでこの厚みである。 まずひとつめは、いきなり古文・漢文調で始まる。ジョイスが、古代中世をはじめ、 昔の英語作品の文体を模写し......
フィネガンズ・ウェイク 1 (河出文庫)
『riverrun』が、『commodius vicus』によって、我々をお城に連れて帰る、 みたいな感じのことがジョイス原文の冒頭に書いてあり、手持ちの英和辞書の 語彙不足を恨めしく思っていたら......
ユリシーズ〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ジェイムス・ジョイスのそして20世紀の傑作と名高いユリシーズ。分析していくだけで莫大な容量を必要とします。 細かな分析は評論家に任せてここは個人的な私見を書きます。 ユリシーズはハムレットから始ま......
若い芸術家の肖像 (新潮文庫)
名作、ということになっていますが、わたくしにはどうもピンと来ませんでした。わが愛読する伊藤整も、この作からの影響で「若い詩人の肖像」をものしているというのに・・・(ただし、この作も同様にあまり感心......
ユリシーズ〈3〉
ジョイスの『ユリシーズ』、文庫第3巻は、たった2挿話しか入っていない。それでこの厚みである。 まずひとつめは、いきなり古文・漢文調で始まる。ジョイスが、古代中世をはじめ、 昔の英語作品の文体を模写し......
フィネガンズ・ウェイク〈3・4〉
もう、コピーにまんまとはめられた。という典型。 延々、1000ページ以上にわたる言葉遊びというか、意味のないだじゃれが続く。 この意味のない文章を延々続けていけるというのは、確かに普通の人間にできる......
ユシーズ〈2〉
ジェイムス・ジョイスのそして20世紀の傑作と名高いユリシーズ。分析していくだけで莫大な容量を必要とします。 細かな分析は評論家に任せてここは個人的な私見を書きます。 ユリシーズはハムレットから始ま......
ユリシーズ〈1〉
ジェイムス・ジョイスのそして20世紀の傑作と名高いユリシーズ。分析していくだけで莫大な容量を必要とします。 細かな分析は評論家に任せてここは個人的な私見を書きます。 ユリシーズはハムレットから始ま......
フィネガンズ・ウェイク〈1・2〉
もう、コピーにまんまとはめられた。という典型。 延々、1000ページ以上にわたる言葉遊びというか、意味のないだじゃれが続く。 この意味のない文章を延々続けていけるというのは、確かに普通の人間にできる......
抄訳 フィネガンズ・ウェイク
本書は20世紀最大の文学的事件といわれているらしい『フィネガンズ・ウェイク』の抄訳です。抄訳と言っても原書の半分の本文630Pほどあるので、ヴォリュームはかなりある。柳瀬訳では読む終えることが出来な......
ユリシーズ〈1~3〉
従来のユリシーズの翻訳が「日本語の小説として読みやすいもの」を志向した場合に、どうしてもジョイスの独特の文体を日本語化するのには無理があった。この新訳では逆に全体的に読みにくい印象を与えるところも......
ダブリン市民 (新潮文庫)
この小説の魅力が、訳のせいなのか自分のセンスのなさのせいなのか、さっぱりわかりませんでした。単に相性の問題なのかもしれないのですが。かなりの文学的能力が要求される「玄人受けする」作品なのかもしれま......
フィネガンズ・ウェイク 3・4 (河出文庫)
もう、コピーにまんまとはめられた。という典型。 延々、1000ページ以上にわたる言葉遊びというか、意味のないだじゃれが続く。 この意味のない文章を延々続けていけるというのは、確かに普通の人間にできる......
ユリシーズ〈12〉
小説を知的に読解することに慣れている人ならば楽しめると思います。 思想的に巨大なテーマを扱うドストエフスキーやプルーストの小説とも違い、 またスタンダールのように、読者の情熱をかき立てる小説でもなく......
泥棒日記 (新潮文庫)
途中で読むのやめたレビュー見たけど、オレは読んでて心地いいぜ。これポエジーだから右脳で絵を観るように読むのがコツなんだぜ。左脳で読もうとするからアタマ痛くなってきて放り出しちゃうのよ。ヘンリー・ミラ......
アメリのしあわせアルバム
アメリの魅力を大分析したい人へ。 アメリの住むモンマルトルの地図が、アメリの世界へ案内してくれます。 本当に映画の世界がそのまま存在するかのように、この本は私たちをアメリの魅力に一気に引き込んでしま......
葬儀 (河出文庫)
読み終わるのがもったいなく感じるくらい素敵な本でした。 ジュネの本は、たしかに読みづらいのだけれど、言葉を噛み砕いて消化して吸収できると、おびただしい詩の世界が拡がるのです・・・うっとり。フランス語......
ブレストの乱暴者 (河出文庫)
けた外れの湿り気。邪悪な言動。犯罪と交接と官能による糊塗。同性愛はその最も頑健で最も無艶なコンテクストの中では賞賛さえされる。このブレストの漠とした錨地から、ジュネは鋭いポエジーを引き出している。魂......
ブレストの乱暴者
けた外れの湿り気。邪悪な言動。犯罪と交接と官能による糊塗。同性愛はその最も頑健で最も無艶なコンテクストの中では賞賛さえされる。このブレストの漠とした錨地から、ジュネは鋭いポエジーを引き出している。魂......
花のノートルダム (新潮文庫 赤 119-B)
ジュネの精神、美学の全てが結集した作品。それ故に、男娼の醜さ、美しさの全てを描いている灰汁の強い傑作。この本を読めば、ジュネの生い立ちの全てが覗けるような心地となるが、とても訳が読みにくい。個人的に......
葬儀
読み終わるのがもったいなく感じるくらい素敵な本でした。 ジュネの本は、たしかに読みづらいのだけれど、言葉を噛み砕いて消化して吸収できると、おびただしい詩の世界が拡がるのです・・・うっとり。フランス語......
見知らぬ島への扉
この本を読んで感動される方もおられるんでしょうね。しかし、私にはさっぱりピンと来ませんでした。「千と千尋の神隠し」を観てもピンとこなかった私と同じような感性の方は、たぶんこの本にはガッカリされるので......
リカルド・レイスの死の年 (ポルトガル文学叢書)
この本はポルトガルのノーベル賞作家サラマーゴが彼の敬愛する詩人ペソアに捧げたオマージュである。物語は1935年、詩人ペソアが倒れたリスボン、ペソアが作り出した異名者の一人レイスが、亡命先のポルトガル......
白の闇
目が見えなくなる(白くなるのはあまり聞きませんが)というのは、ありがちな設定ですが、頭の中は豊かな想像にあふれます。 ちょっとハードで、リアル&シュールな物語。 復刊が望まれるポルトガルのノーベル賞......
あらゆる名前
あらゆる名前が、デジタル情報として目の前を無機質に流れる現代、主人公と我々は、同じような立場に置かれている。 ルーティン・ワークをただ真面目にこなす主人公のちょっとした好奇心が、物語を日常から非......
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